大友 克洋

漫画家/映画監督

1954年生まれ。宮城県出身。宮城県佐沼高等学校卒。
1973年『漫画アクション』誌に発表した『銃声』にてデビュー。ペンタッチに頼らない均一な線による緻密な描き込み、複雑なパースを持つ画面構成など、それまでの日本の漫画にはなかった作風で80年代以降の漫画界に大きな影響を与える。1988年に自身の長編漫画原作を自ら監督したアニメーション映画『AKIRA』は日本国内のみならず、欧米を中心に強い支持者を生み出し、海外における日本アニメムーブメントの先駆けとなった。近年は、ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館所蔵の16世紀ネーデルラント美術を紹介する「バベルの塔展」にピーテル・ブリューゲル1世作「バベルの塔」からインスピレーションを得た『INSIDE BABEL』を発表し、話題となった。
漫画代表作:『気分はもう戦争』『童夢』『AKIRA』など。
監督代表作:『AKIRA』『MEMORIES』『スチームボーイ』『SHORT PEACE』など。