ILC Supportersの活動報告会が開催されました!!

先日6月7日渋谷にて、ILC Supportersの活動報告会が行われました。

今年の4月に発足し、この1か月半ほどILC誘致に向けて様々な活動を行ってきたILC Supporters。

果たしてどのような広がりを見せているのでしょうか。

ILC Supportersの活動報告会の模様をご紹介していきたいと思います。

〈活動内容の報告〉

1.押井守監督挨拶

2.ILCの概要説明

3.活動成果発表

4..ILC Supportersクロストーク

〈1.押井守監督挨拶〉

科学ではなく文化の問題

ILCは「科学ではなく文化」と強調した押井守監督。

ILC建設は日本の文化を創る極めて重要なプロジェクトであると述べる一方で、膨大なお金や時間が伴うため、現在の日本人がILC建設を日本の文化であると認めるかが課題となっていると語りました。

また、ILC誘致の期限が年末に迫っているため、ILCサポーターズとして、より一層ILCの周知徹底をはかり活動を推し進める必要があると締めくくりました。

〈2.ILC概要説明〉

山下了特任教授は、宇宙の解明や人類の可能性を広げることがILCの目的であると説明し、ILCは国境を越えて世界が一つになり、新しい文化を創っていくことであると述べました。

そして日本が世界的なプロジェクトを牽引できるよう、今後も社会に対して働き続けると熱い想いを語りました。

〈3.活動成果発表〉

サポーター数1万人突破

「#ILCサポーターズ」をつけてSNSで投稿をすることで簡単に参加できるILC Supporters。

この1か月半の活動の結果、多くの成果を挙げることができました。

6月6日の時点で、

著名人のサポーターは55名。

一般サポーターは当初の目標をはるかに上回り、1万6047人にものぼりました。

また、シールの配布は9000枚。

SNSでの投稿数は4483件となりました。

「AKIRA」で知られる大友克洋監督や、アニメーション監督の小林治さん。また、モチベーショナルスピーカー・パームサイエンティストの小菅昭子さん、フリーアナウンサーの高橋ちえさんなど新たな著名人サポーターも大勢加わりました。

今後も皆でILCを盛り上げ、より一層誘致に向けて努力していくつもりです。

また、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、ILC Supportersの活動のために直筆のロゴを提供してくださいました。

<4..ILC Supportersクロストーク>

イベントの後半では押井守監督らILCサポーターズによるILC誘致実現に向けたスペシャルトークショーが行われました。

トークショーでは、日本での「科学」の捉え方が話題にあがり、「科学」の重要性を認識していない人が多いという課題があると語られました。

日本人は、「科学」と「技術」をひとくくりに「科学技術」とみなし、便利で画期的な技術にばかり注目してしまうそうです。そして、その「科学技術」を用いた「商品」を後生大事にし、根本の「科学」に対して重要性をあまり感じていない人が多いというのが現状だそうです。

また、現在の日本全体としての問題点をもう一つ提示し、これから日本がどういう方向を目指すのか定まっていないことが、結果として若者に夢を与えられない状況を生み出してしまっているとの意見も。この現状を打開し、人々に感動を与えて夢を抱かせるためには、まさにILCが必要でありILCはその役目を担うことができると山下先生は主張しました。

加えて、押井守監督は日本の現在の状況に対し、今はモノで溢れかえっているがかつての「科学」の輝きが廃れてしまったと述べ、非常に危機感を抱いていると応じました。そして、モノや出来事など消えてしまう感動ではなく永遠に続く感動を創り出すことが大切だと述べ、ILC建設がもたらす持続的な価値を協調しました。

最後に、押井監督は昔自分が持っていた未来に対する希望やワクワクした気持ちを今を生きる子供たちにもILCによって感じてもらいたいとコメントし、日本の未来を切り開く子供たちのために力を尽くしたいと締めくくりました。